歯科衛生士を目指す学生は、3年の秋ごろになると国家試験を意識して勉強に集中し始めると思います。
でも
「何から始めていいかわからない」
「なかなか集中できない…」
という方、いませんか?
ここでは、歯科衛生士を目指す学生に向けた、勉強の取り組み方から国試対策まで、オススメの情報をご紹介!
学校の先生や現役学生、卒業生の先輩たちにも聞いてみました!
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歯科衛生士国家試験で結果を出せる勉強法
勉強しなきゃ、と思っても何からやっていいかわからずに、やみくもに問題集を解いていたりしませんか?
もちろん問題をたくさん解くことは大切ですが、解いた経験が身についていないと意味がないですよね。
「何度も同じところを間違えてしまう」
「勉強を始めるまでに時間がかかる。集中できない」
などの方は、まず勉強との向き合い方から見直してみてはいかがでしょうか?
3年生の、国家試験に向けた対策になるだけではなく、1・2年生のうちのテスト勉強にも活かせますよ!
目標を決めて計画的に
「苦手分野で〇点以上取れるようになる」
「得意分野を伸ばす」
など、目標をもつことで、達成するためには何をすればいいのかがわかってきます。
「苦手分野で〇点以上とる」なら、
- 今まで間違えた問題をピックアップする
- 教科書の苦手分野のページを読み返す
など、具体的に何から手を付けていけばいいのかがわかっていきます。
ただし、試験が近くなってきてから、苦手分野すべてに手を付けたり、得意分野にまで持ち上げようとするのは時間が足りません。
無理な計画を立てても、挫折したり焦ったりするだけなので、改善していけそうなレベルのところを伸ばしていくようにしましょう。
勉強に集中できる環境と生活
日頃から勉強をする癖がついているのといないのとでは、国試が近づいて勉強時間を増やしたいと思ったときに必要なエネルギーがかわってきます。
勉強をしたり、しなかったりするようでは、勉強が習慣化しづらいです。
勉強を習慣にするためには…
- 毎日決まった時間に勉強すること
- 集中できる環境をつくること
- 規則正しい生活を続けることで、試験当日までリズムを崩さずに勉強できる
毎日決まった時間に勉強するようにすると、その時間に勉強しないことが落ち着かなくなり、最低でも毎日少しずつは勉強できるようになります。
そして、毎日勉強を続けるためには、集中できる環境をつくることが大切です。
「勉強道具が見つからない」
「意識のそれるもの(マンガや雑誌、ゲームやスマホなど)がそばにある」
といった状態では、勉強を始めるのが面倒になってしまいかねません。
勉強を中断させてしまいそうなものはカバンにしまう、遠くに置くなどして、視界に入らないようにしましょう。
勉強に必要な資料や教科書などは、すぐに勉強に取り掛かれるように準備しておきましょう。
国家試験当日に実力を出し切るには…
だらだらと遅くまで勉強していても身につかないので、集中して取り組むためにも規則正しい生活は大切です。
休む時はしっかり休みましょう。
よく「試験の前日は早めに寝ること」というアドバイスを聞くと思います。
試験が近づいてから規則正しい生活を送ろうと思っても、それまで夜更かしして勉強を続けていたらなかなか生活を変えることはできません。
そして「寝たいのに寝られない!」となり、結局遅くに勉強してしまったり、よく眠れないまま過ごしてしまったりすることになります。
いちばん集中できるのは午前中?1日のうちで一番体力があって集中しやすいのは午前中だといわれています。
その日の予定でいちばん重視している科目・分野を午前中におこないましょう。
得意な分野などは、進んで取り組むことができるかもしれませんが、苦手なものは手が伸びにくいですよね。
集中しやすい午前中に短時間で取り組むことで、確実に身につけていきましょう。
歯科衛生士国試対策法
ここまでは、結果につながる勉強への向き合い方をお伝えしてきました。
ここからは、具体的な国試対策として、何を、どんな風に使えばいいのか、などをお話ししていきます。
自分で調べて知識を確実に!
これは、何を使って勉強をする場合でも大切なことです。
わからないところは、解説を読んだり、ひとに聞いたりするだけではなく、自分でも調べてみましょう。
基礎的な用語などは、まず暗記しなければいけないこともありますが、応用問題などを解くには「どうしてその解答になるのか」を理解することで、問題が多少変わっても対応できるようになります。
- 教科書や問題集の該当するページを読み返してみる
- インターネットなどで調べてみる
インターネットの場合は様々な情報であふれていて、正確ではない場合もありますが、歯科医師が治療の説明をしていたり、歯科医師会が発表している症例やまとめが見つかることもあります。
知りたかったこと以上の知識が学べる場合もありますし、調べ物の途中で出会った知識が役に立つこともあるので、「答えを知ること」だけがゴールではないことを意識して学んでみてください。
過去問・模試で出題傾向をつかみ、解説で知識を固める!
過去問題を解いて、よく出題される分野はチェックし、必ず勉強するようにしておきましょう。
過去問題を見ていくと、選択肢や設問方法を変えられた類似問題が多く出題されています。
どの分野で、例年どんな形式で出題されているのか傾向が分かると、いろいろなパターンの問題を勉強することができます。
また、模試や過去問題集には解答と解説がついています。
特に解説は、ポイントが厳選されているので重要です。
解説部分を理解し覚えておくことで、問題形式を少し変えられた類似問題として出題されても、適応しやすく、解答を導きやすくなります。
答えの部分だけではなく、その他の選択肢についての解説も読み込むことで、類似点も間違えずに理解することができるので大切にしましょう。
間違えたところや悩んだところは、教科書を改めて見直して、解説を書き込んだりしておくとわかりやすいですよ!
先輩が教えるおすすめ勉強法!
歯科衛生士学校に通う学生さんに、おすすめの勉強法を聞いてみました!
基礎はとても大切なので、教科書などを大切に活用していくといいですよ。
①教科書に書き込む!
先生から配られたプリントと照らし合わせて、教科書にプリントの内容を書き込むようにするといいようです。
国試に向けた勉強の時など特に、教科書だけ見て理解できるようにしておいたほうが、答えや知識をすぐに探せるからわかりやすいですよね。
②何度も繰り返す!
何度も繰り返し書くことで、新しい発見があったり、自分の字で書いているので、視覚的に頭にはいりやすいようです。
書いた紙を冷蔵庫やトイレに貼ったりといつでも目に入るようにすると、いつでも確認ができるのでいいですよ。
③自分でまとめて、持ち歩く!
苦手なところなどは、自分で改めてまとめることで理解が深まります。
また、ちょっとした移動時間でも勉強できるように、教科書の大事なところやノートでまとめたところをスマートフォンのカメラで撮っておくと、通学の電車の中で見直したりできますよね。
「意外とそんなこと?」と思うかもしれませんが、やるのとやらないのとでは差が開くと思います!
特にスマートフォンはよく見ると思うので、画像で残しておけば気軽に勉強できるかもしれませんね。
国家試験当日のための試験対策
歯科衛生士国家試験は、試験時間は午前・午後ともに150分(午前110問/午後110問)、マークシート形式です。
限られた時間の中で問題を解くプレッシャーはあると思いますが、予め試験対策をしていれば当日は焦らず進めることができます。
【試験対策1】時間配分を考えよう
1問につき平均81秒以内に解いていけば、時間内に全問題を終えることができる計算となります。
81秒ときくと短く感じるかもしれませんが、1分21秒あることになります。
しかし、見直す時間も必要なので、できるだけ早く解いていけるようにしましょう。
また自分の得意・不得意分野が分かっている人は、得意分野の問題を先に解き、残りの時間で苦手問題に時間をかける人もいます。
1つの問題で立ち止まらずに、わからなければ後回しにするのも大切な判断です。(マークシートがずれないように注意は必要ですが…)
日ごろから過去問題集を使って解答時間の目安を図っておくといいかもしれませんね。
【試験対策2】見直しの時間は必ず残しておこう
限られた時間の中ですが、見直しをする時間は必要です。
試験はマークシートなので、うっかりなミスをしてしまう可能性も考えられます。
- マークシートの塗り方が雑(塗り方がしっかりできていないと不正解と機械が認識する可能性があります)
- 問題と解答が合っていない(解答を違う問題の解答欄に記入してしまう)
- 後回しにしておいた問題を解いていなかった
- 自信のない問題を再度解き直したら、解答が違っていた
- 「誤っている」ものを選ぶ問題なのに「誤っていない」ものを選んでいた
- 解答を「2つ選べ」という問題なのに、1つしか選んでいなかった
このように様々なミスをしているかもしれません。小さなミスで合格を逃してしまわないように、時間配分をしながら見直すことも忘れずに行うことが大切です。
今回のPOINT
- 目標をもつことで何をすればいいかわかる
- 集中できる環境で、勉強を習慣化させる
- 自分で調べることで知識の定着をよくする
- 教科書は問題と照らし合わせながら読み返す
- 過去問・模試の解説は、正解の部分以外もしっかり読む
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